長期雇用の工場求人のデメリットとは?

長期雇用と終身雇用は異なる

長期雇用のシステムは終身雇用と混同されることが多いですが、定年退職まで雇用を約束してくれるわけではありません。そのため40代や50代などの働き盛りの年代で転職を余儀なくされる可能性があります。長期雇用前提で出している工場求人は、長期的に働けるのがメリットですが、法律による保障はありません。

そのため働く人達は常にキャリアアップを意識し、転職が必要になったときに対応できるようにしておきましょう。転職においては正社員としての経験があると優遇されます。パートやアルバイトといった非正規雇用の場合は、職場側が長期雇用として契約をしてくれても、キャリアアップにつながりにくいです。正社員としての経験が3~5年以上あれば、書類選考・面接で有利に働きます。

長期雇用ゆえの甘えには注意を

長期雇用はメリットが大きいと言われていますが、安定感があるがゆえにモチベーションが下がるという人もいます。例えば派遣の工場求人においては、次回の登録更新を勝ち取るために自身の評価を上げることに注力する人が多いでしょう。一方で長期雇用の正社員は、よほどの理由がなければ辞めさせられることはありません。そのため仕事に対する意欲、やる気などを維持しにくいと答える人が一定数いるのです。

役割分担が明確化されている会社ですと、新しい仕事をまかせてもらえない可能性があります。だからといって長期雇用という安定した立場を捨てて、他の職場に転職するには相応の覚悟がいるでしょう。つまり長期雇用という安定性が裏目に出てしまうことがあるのです。